ハルタ カズオ haruta kazuo
春田 和男
- 所属 東京家政大学 人文学部 教育福祉学科
- 職種 准教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【査読付】図書館法改正(2008)の検討過程における議論に関する考察 |
掲載誌名 | 正式名:日本生涯教育学会論集 ISSNコード:13476254 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本生涯教育学会 |
巻・号・頁 | (37),33-42頁 |
著者・共著者 | 春田和男, 薬袋秀樹 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2016/09 |
概要 | 2006年の教育基本法の改正に伴い、2008年に社会教育三法(社会教育法、図書館法、博物館法)が改正された。本稿では、関係文献を基に、中央教育審議会生涯学習分科会制度問題小委員会での議論の内容、日本図書館協会の意見と文部科学省との意見交換の内容、内閣提出法案の内容を詳しく紹介し、多様な議論の内容が2008 年の図書館法改正にどの程度反映されたのかを明らかにし、考察を行った。その結果、1)今回の法改正で大きな比重を占めたのは、長年の懸案であった大学における司書養成科目の制定と「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」で規定された図書館評価・職員研修に関する規定の制定であること、2)その一方で、図書館法の目的や図書館サービスの基本については大幅に改正されなかったことが明らかになった。 |