ハンザワ ヨシヒロ hanzawa yoshihiro
半澤 嘉博
- 所属 東京家政大学 児童学部 初等教育学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻
- 職種 特任教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 中学校における校内委員会の組織体制と支援機能についての検討 : 小学校調査との比較を通して |
掲載誌名 | 正式名:東京学芸大学紀要 総合教育科学系 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京学芸大学学術情報委員会 |
巻・号・頁 | 68(2),235-244頁 |
著者・共著者 | 大鹿 綾, 半澤 嘉博, 渡邉 流理也, 岩井 雄一, 丹羽 登, 濵田 豊彦, 田中 謙, 岩田 能理子, 渡邉 健治 |
発行年月 | 2017/02 |
概要 | 平成25年度に実施した小学校調査との比較を通して,全国の中学校における特別支援教育体制,特に校内委員会の組織体制と校内支援機能がどのような状況にあるか明らかにすることを目的とした調査研究である。
その結果,特別支援教育体制の推進状況については,ほとんどの中学校で特別支援教育コーディネーターを指名していたが,小学校と比較すると,特別支援教育コーディネーターを複数指名している中学校は少なかった。また,特別支援学級教諭を指名している中学校が少なく,生活指導主任を指名している中学校が多かった。委員会の組織構成については,小学校と比較すると校長が委員に加わる学校が少なかったが,生活指導主任が委員に加わる学校が多かった。校内委員会の年開催回数については,小学校と比較 すると開催回数が少ない学校が多かった。校内委員会で検討し,実際に支援を行った事例については,チーム編成による支援と担任による支援のいずれも,小学校より少なかった。以上のような結果を基に,小・中学校間の取り組みにおける量的差異を明らかにすることができた。今後の課題としては,小・中学校間の取り組み状況の量的差異だけでなく,中学校における教科担任制や授業ごとの生徒の教室への移動等,システム上の相違から生じる取り組みの特性についても明らかにする必要がある。 |