ゴトウ ヒロシ  goto hiroshi
後藤 寛司

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 リハビリテーション学科
  • 職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 日本人健康若年男子の安静時心電図におけるQT基準値の上限
掲載誌名 正式名:心電図
ISSNコード:02851660
掲載区分国内
出版社 日本不整脈心電学会
巻・号・頁 27(6),596-607頁
著者・共著者 後藤寛司, 池田憲昭, 白鷹増男, 宮原英夫
発行年月 2007/11
概要 日本人健康若年男子1,031例の安静時心電図を対象にRR間隔(RR)とQT間隔(QT)の関係を調べ、QTの基準値の上限を定めた。上限の決定にはQTをRRの3乗根で除した商(Fridericiaの補正値;QTcF)を使用した。この集団で得られたRRとQTcFの相関係数は-0.055で、変換値QTcFを使用するとRRの影響を大幅に除くことが可能で、RRと独立にQTcFだけで上限を示すことができると期待された。600(心拍数100/min)〜1,500ms(40/min)の範囲のRRを幅75msの12階級に分け、各階級別にQTcFの平均(m)、標準偏差(σ)、基準値の上限(UL;m+1.96σ)をブートストラップ法で推定した。症例数が多い800〜1,300msのRRに対してQTcF=433msが上限値として得られた。この値を全集団に対して適用すると慣用されているFridericiaの補正でQTcF=433msとおいて上限を定義した結果に一致する。(著者抄録)
DOI https://doi.org/10.5105/jse.27.596
文献番号 2008104299