ゴトウ ヒロシ goto hiroshi
後藤 寛司
- 所属 東京家政大学 健康科学部 リハビリテーション学科
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 小型3軸加速度計を用いたTimed Up and Go Testにおける動作の円滑性の検討 |
掲載誌名 | 正式名:愛知県理学療法学会誌 ISSNコード:18831346 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 愛知県理学療法学会 |
巻・号・頁 | 28(2),61-65頁 |
著者・共著者 | 彦坂潤, 土屋大地, 後藤寛司 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | 健常若年者30名を対象に、小型3軸加速度計を用いてTimed Up and Go Test(以下、TUG)と歩行時における体重心の加速度変化を計測し、動作時の円滑性を検討した。計測した3軸加速度波形から平均情報量を算出した。結果、平均情報量において快適速度でのTUGと最大速度でのTUGの間に有意差は認められなかった。歩行動作に比べ、TUGは非周期的な動作要素を含むことの影響を受けたため、個人内において動作速度の違いによる動作の円滑性に違いが認められないことが考えられた。また、健常若年者における最大速度でのTUGにおいて、快適速度での歩行および最大速度での歩行と同様に、動作時間と平均情報量との間に有意な負の相関が認められ、動作時間が短い者ほど動作の円滑性が損なわれるという特徴が認められた。歩行速度を速くすることで動作の調整がより多く必要となることに加え、歩行以外の運動要素も速く行うことで、平均情報量が大きくなったと推察された。よって、健常若年者においてTUGが示す動的バランス能力は、動作自体の円滑性を必ずしも表していないことが示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | S312350004 |