イガラシ ユリ igarashi yuri
五十嵐 友里
- 所属 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
- 職種 准教授
論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | DSM-5ドラフトにおける強迫性障害の診断基準 |
掲載誌名 | 正式名:精神科治療学 ISSNコード:09121862 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 星和書店 |
巻・号・頁 | 25(8),1025-1031頁 |
著者・共著者 | 五十嵐友里, 堀川直史 |
発行年月 | 2010/08 |
概要 | 近年、強迫性障害を精神障害の中でどのように位置づけるかについて注目されている。強迫性障害と類似した臨床症状を示す精神障害を含む強迫スペクトラム障害も指摘されるようになり、強迫性障害は不安障害と強迫スペクトラム障害との関連が議論されるようになった。これらの背景を踏まえ、DSM-5ドラフトのワークグループでも強迫性障害の疾病学的位置づけに関する議論が行われた。強迫性障害、不安障害、強迫スペクトラム障害における類似性をレビューした結果、ワークグループは、強迫性障害は"不安と強迫スペクトラム障害"に位置づけられることを提案している。また、DSM-5ドラフトにおける強迫性障害の診断基準は、DSM-IV-TRの診断基準からいつくかの修正がなされた。具体的には、(1)基準Aにおける強迫観念の定義の変更、(2)DSM-IVの基準Bの削除、(3)基準Dにおける強迫性障害から区別されるべき診断の追加、の3点であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2010292136 |