ムラカミ タカシ murakami takashi
村上 幸士
- 所属 東京家政大学 健康科学部 リハビリテーション学科
- 職種 准教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 坐位での有効な腹横筋トレーニングの検討 超音波診断装置による筋厚を中心に |
掲載誌名 | 正式名:理学療法学 ISSNコード:02893770/2189602X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本理学療法士協会 |
巻・号・頁 | 37(7),477-484頁 |
著者・共著者 | 村上幸士, 桜庭景植 |
発行年月 | 2010/11 |
概要 | 【目的】獲得に時間を要し、指導も困難なことが多い腹横筋の効果的なトレーニング方法の立案を本研究の目的とした。【方法】健常男性を対象とし、坐位にて超音波診断装置を用いて腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋の筋厚をイメージング(画像化)した。測定は、腰椎の生理的前彎を一定に保持した坐位にて、両足底接地(安定・不安定)、対側膝関節伸展(安定・不安定)、重錘負荷(2kg)有りでの対側膝関節伸展および背臥位の6条件で行い、それぞれの条件での腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋の筋厚を超音波診断装置にて測定し、この変化の相違を比較した。【結果】腹横筋の筋厚は、背臥位、両足底接地坐位と比較して、その他の4条件で有意に厚かった(p<0.05)。一方、内腹斜筋の筋厚は、対側膝関節伸展(不安定)、重錘負荷有りでの対側膝関節伸展の2条件のみ有意に厚かった(p<0.05)。【結論】本研究では、腰椎の生理的前彎を一定に保持した坐位での対側膝関節伸展および坐面、足底面が不安定な両足底接地坐位の2条件が、腹横筋を選択的に収縮させるための効果的なトレーニング方法として示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2011103289 |