イセキ トシオ
伊関 敏男
- 所属 東京家政大学 健康科学部 看護学科
- 職種 教授
論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 看護学における父性の位置付けについての検討 |
掲載誌名 | 正式名:平成15年度岩手県立大学研究成果概要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 不明頁 |
著者・共著者 | 伊関敏男 |
発行年月 | 2004/04 |
概要 | 学校教育における家族のあり方、つまり家族構成・現代社会において指摘されている父親不在の問題と教育との関係、現代における父性の役割について検討した。その結果,父性が家庭において昔からの家庭内での大黒柱的な父親像というものが無くなりつつあり、そのかわり男性・女性という枠組みではなく中性的役割を担いつつあることがわかった。 また、中性的役割から一歩踏み込んで母性的なやさしさを前面に押し出す父親像や現在問題になりつつある無関心な父親像も浮かび上がった。そのことは、子供は誰を手本に模倣するのかという家族モデル・自立の一歩である「切断する役割」の担い手であった父親モデルの崩壊を意味している。そのために、現在の子供は混乱をきたしているのでは思われる。それゆえに、市民の健康の保持増進の担い手である看護職の教育において父性教育が必要と考える。 |