イセキ トシオ  
                    伊関 敏男
                  
- 所属 東京家政大学 健康科学部 看護学科
- 職種 教授
| 論文種別 | その他 | 
| 言語種別 | 日本語 | 
| 査読の有無 | 査読あり | 
| 表題 | 青年期境界例患者の共感的対応についてー衝動的なアクティング・アウトの事例を通してー | 
| 掲載誌名 | 正式名:日本精神科看護学会誌 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 47(2),77-81頁 | 
| 著者・共著者 | 伊関敏男 | 
| 発行年月 | 2004/11 | 
| 概要 | 境界例の患者は、自傷行為や性的逸脱行為などの自己破壊的な行動化が生じやすく、また操作的行動などにより治療関係は混乱に陥りやすい。それゆえ、患者の内的な成長を推し進めながら心の統合を図っていくことは、容易なことではないと言える。医療従事者の努力にもかかわらず、激しい行動化のために治療が進まなかったり、自ら治療を中断(drop out)してしまうことも希とは言えない。今回、我々は見捨てられ 感などの不安や自己愛的空想と現実の解離から不安定になり、顕著なアクティングアウトを起こす青年期にある境界例の患者に共感的アプローチを行い、現実と理想の溝を埋め、行動化に極力至らず、至ったとしても不安定ながらも自傷行為を言語化し、現実認識出来うるようになったケースについて振り返り看護行為について考察した。 |