イセキ トシオ
伊関 敏男
- 所属 東京家政大学 健康科学部 看護学科
- 職種 教授
論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 被災地の現状とメンタルヘルス支援について
~特定非営利活動法人 「心の架け橋いわて」の活動を通して~ |
掲載誌名 | 正式名:東北文化学園大学看護学科紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 2(1),15-25頁 |
著者・共著者 | 伊関敏男 |
発行年月 | 2014/03 |
概要 | 2012年春から、岩手県大槌町・釜石市でのメンタルヘルスケアを行う特定非営利法人「心の架け橋いわて」での支援活動に参加し、その活動を通して以下の6つ視点の重要性が被災地支援には重要であると示唆された。①被災地支援では、支援者の専門的スキルはもとより、長期間支援に入れる支援者の存在、可能な限り同一な支援者が入れることや、支援者の身分保障、支援チームが活動できる財政基盤などが非常に重要である。②被災地支援では、支援者のモチベーションを維持し易くするために、長期的なビジョン・目標を掲げて支援する必要がある。③被災地支援では、アウトリーチ活動が円滑にするために、地域行政機関、特に地域の保健師との関係を築き、地域の支援者とともに活動することが重要である。④被災地の各支援団体は、可能な限り顔を会議などで調整を図る必要がある。⑤被災地支援において、避難所や仮設住宅の被災者のみならず在宅被災者への支援方法を考える必要がある。⑥被災地支援において、長期的支援を行うために、支援の担い手となる後継者を育成する必要がある。 |