イソ ナオキ iso naoki
磯 直樹
- 所属 東京家政大学 健康科学部 リハビリテーション学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻
- 職種 准教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | mirror box課題における運動イメージ想起の関与が体性感覚野に及ぼす影響 |
掲載誌名 | 正式名:総合リハビリテーション ISSNコード:03869822/18821340 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 39(11),1075-1079頁 |
著者・共著者 | 長谷川隆史, 佐賀里昭, 田中浩二, 磯直樹, 田平隆行 |
発行年月 | 2011/11 |
概要 | 片麻痺患者に対する治療法の1つとしてmirror box therapyがある.本研究の目的は,体性感覚野の活動性の変化からmirror box課題(MB課題)中の運動イメージ想起の関与について検証することである.右正中神経を電気刺激し,左CPc(central parietal cross)からSEP(somatosensory evoked potential)を健常成人11名から導出した.実験条件は,左手の全指屈伸動作を実行しながら,(1)運動イメージ想起の有無,(2)鏡像観察の有無を,それぞれ組み合わせた合計4条件とし,SEPの短・長潜時成分の振幅を各群間で比較した.長潜時成分において運動イメージ想起による主効果が認められ,鏡像観察ありの条件下で運動イメージ想起した際に有意な振幅の増大が認められた.その他の条件や短潜時成分における有意差は得られなかった.このような長潜時における変化から,鏡像観察し,運動イメージ想起を付加することにより,実際の随意運動時と類似した疑似的体験が得られ,それに伴う運動感覚入力系に影響を及ぼし,体性感覚野を賦活していることが示唆された.(著者抄録) |
文献番号 | 2012057228 |