ゴトウ ヒロシ goto hiroshi
後藤 寛司
- 所属 東京家政大学 健康科学部 リハビリテーション学科
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 片脚着地動作における回転方向の違いが膝前十字靱帯損傷リスクへ与える影響 |
掲載誌名 | 正式名:臨床バイオメカニクス ISSNコード:18845274 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床バイオメカニクス学会 |
巻・号・頁 | 42,161-167頁 |
著者・共著者 | 彦坂 潤, 後藤 寛司, 鈴木 康雄, 金井 章 |
発行年月 | 2021/10 |
概要 | 本研究では、ACL損傷リスクの高い動作を複合した「方向転換を伴う片脚着地動作」において回転方向の違いが膝関節運動へ与える影響を分析し、ACL損傷リスクとの関連性を検討した。健常若年女性22名に対して、足部が着地脚側を向いて着地、正面を向いて着地、非着地脚側を向いて着地の3条件下で計測を実施した。動作計測には三次元動作解析装置と床反力計を用いた。各関節角度と関節モーメントについて膝関節外旋モーメント最大時および着地からの変化量を算出した。片脚着地動作において生じる膝関節外旋モーメントは、着地直後の膝関節内旋運動を制動する因子であることが推察された。また、非着地脚側への方向転換では内旋型、着地脚側への方向転換では外旋型のACL損傷が生じる可能性があり、膝関節外旋モーメントを適切に調節するためには、膝関節屈曲の増加、体幹および骨盤前傾の増加、立脚側への骨盤傾斜の減少が重要であることが示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2021367452 |