コバヤシ リエ kobayashi rie
小林 理恵
- 所属 東京家政大学 栄養学部 栄養学科
- 東京家政大学短期大学部 短期大学部 栄養科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 災害支援者を対象とした健康・食事状況に関する研究
~精神的ストレスと支援活動中の食事量との関連~ |
掲載誌名 | 正式名:日本災害食学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10(1),11-21頁 |
著者・共著者 | 堀春奈、笠岡(坪山)宜代、原田萌香、石渕みつき、小林理恵 |
担当区分 | 責任著者 |
発行年月 | 2023/03 |
概要 | 災害発生時には、被災した人だけでなく災害支援者も心身共に疲弊している。支援者の心身の健康を維持し、円滑な支援活動を行うためにも、それに見合う食事が必要である。本研究では、支援者の精神的ストレスと食事状況の関連を明らかにすることを目的とした。2021年 3月に、オンラインを用いた自記式質問紙調査を実施した。調査対象は、大規模災害に 4日間以上連続で支援活動をしたことがあるリサーチモニター1,400名とした。精神的ストレスの評価には、Kessler Psychological Distress Scale(K6)を用い、解析にはカイ二乗検定およびフィッシャーの正確確率検定を用いた。解析対象者において、精神的ストレスありの群では、1日の食事回数および主食の回数が少ない人が多かった。食事量の変化については、精神的ストレスありの群では、支援活動前と比較して支援活動中の食事量が減った人の割合が高かった。この傾向は全ての食品群で認められた。精神的ストレスを抱えた支援者では摂取不足に配慮する必要性が示唆された。食べ慣れた食品や簡単にエネルギー・栄養素を補給できる食品等の具体的な提案が必要である。 |