フクイ イタル fukui itaru
福井 至
- 所属 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
- 職種 教授
| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | システム・エンジニアのためのiCBT をメールカウンセリングに組み合わせたシステムのうつ病予防効果の検証 |
| 掲載誌名 | 正式名:東京家政大学附属臨床相談センター紀要 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 24,11-24頁 |
| 総ページ数 | 14 |
| 著者・共著者 | 福井至・熊野健志・梅景正 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 2024/03 |
| 概要 | 本研究の目的はSE のためのICBT をメールカウンセリングに組み合わせたシステム(以下CCBT システムと略記する)のうつ病予防効果を検証することであった。大手IT 企業のSE 107 名に、プリテストとしてSEIBS とSEATS、およびBDI-IIとSTAI-JYZ を実施し、BDI 得点が28 点以下の102 名を実験協力者とした。そして、ランダムにCCBT システムを利用する実験群51 名と、利用しない統制群51 名に振り分けた。CCBT システムを3カ月間利用した後で、実験群も統制群も、プリテストと同じ、SEIBS とSEATS、およびBDI-II とSTAI-JYZ をポストテストとして実施した。その結果、実験群はSE としての自己否定の自動思考が低減し、BDI-II が低減したものの、統制群は変化がなかったことが明らかとなった。このことから本CCBT システムに、SE をうつ病にしやすくする認知を減少させ、うつ病の予防効果があることが明らかとなった。 |