ユウキ タカオ yuki takao
結城 孝雄
- 所属 東京家政大学 児童学部 初等教育学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 視線・瞳孔計測による鑑賞体験の影響分析の可能性について |
掲載誌名 | 正式名:美術教育学 略 称:JAAEd ISSNコード:0917771X |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 219-231頁 |
総ページ数 | 310 |
著者・共著者 | 畑山未央、村上尚徳、石賀直之 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 本論は,3形態の鑑賞体験と鑑賞無しを設定し,その前後で同一作品を観ることで,鑑賞体験の影響を視線・瞳孔計測によるデータから分析した。前例がない為,最小限のユニットでの試行を提案し,サンプル数4,サンプルサイズ(4-5)計17の計測データから分析を行った。その結果,①絵画作品を観た際に中庸の瞳孔反応を示す被験者を選別できること,②視線アンケートによる被験者の属性情報の取得が可能であること,③鑑賞体験によって被験者の同一の絵画作品に対して興味関心が減退しないこと,④鑑賞体験の形態の違いよって被験者が同様の変化を示す可能性が確認できることであった。複数のデータをクロス集計することで鑑賞体験の影響を示す可能性が確認でき,サンプル数をより増やすことで詳細に分析できる可能性が示されたと結論づけた。 |