ササキ タカヒロ
佐々木 隆宏
- 所属 東京家政大学 児童学部 初等教育学科
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 切断中心性の教材開発への応用 |
掲載誌名 | 正式名:数学教育学会誌 ISSNコード:13497332/24348899 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 数学教育学会 |
巻・号・頁 | 59(1-2),43-51頁 |
著者・共著者 | 佐々木隆宏 |
発行年月 | 2018 |
概要 | 本研究では,中国剰余定理の教材開発に続く,RSA暗号の教材開発を行った.RSA暗号は公開鍵暗号方式の一種であり,素因数分解の困難性を安全性の基盤にもつ.現在でも使用されている暗号方式に影響を与えていることから,数学の社会的有用性を実感できる教材として期待することができる.しかしながら,RSA暗号を理解するためには,高等学校では学習しない数学的知識を用いたり,理論そのものがやや複雑であるため,高校生を対象とした教材を開発することが困難であった.そこで,本研究では,RSA暗号の「教材構造グラフ」を構成した後,教材構造グラフの切断中心性に着目して,教材の「骨格」を見出す「ダイレクト・アプローチ」を提案して,その方法をRSA暗号の教材化に使用した.その結果,高校1年生の知識で学習可能なRSA暗号の教材を開発することができた. |
DOI | 10.34323/mesj.59.1-2_43 |
NAID | 130007729827 |