ササキ タカヒロ
佐々木 隆宏
- 所属 東京家政大学 児童学部 初等教育学科
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 変量の無次元量化により統計量の数値化過程を考察する教材の開発 : 数学I「データの分析」における相関の数値化の過程を例に |
掲載誌名 | 正式名:数学教育学会誌 ISSNコード:13497332/24348899 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 数学教育学会 |
巻・号・頁 | 63(1・2),17-28頁 |
著者・共著者 | 佐々木隆宏 |
発行年月 | 2022 |
概要 | データの共分散は単位の取り方に依存するため単位の取り方の影響を受ける.そこで,共分散を無次元量化して導出した,単位の取り方に依存しない統計量が相関係数である.高等学校教科書には共分散の無次元量化により相関係数が導入されているが,本研究では,それが学習者にとって理解しにくいことを指摘した.そのうえで,データの無次元量化を先行して行い,無次元量化されたデータから共分散を計算して相関係数を得る教授法を考え,教材化した.その結果,従来の教科書の記述よりも,相関係数の式の意味理解を促進する傾向があること,状況に応じて共分散と相関係数を使い分けるようになる傾向があることが示唆された. |
DOI | 10.34323/mesj.63.1-2_17 |