タカハシ マサコ  
髙橋 方子

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 看護学科
  • 職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 訪問看護師を対象としたデルファイ法による日本版バリューズヒストリーの開発
掲載誌名 正式名:日本看護研究学会誌
ISSNコード:21883599/21896100
掲載区分国内
出版社 一般社団法人日本看護研究学会
巻・号・頁 40(5),771-782頁
著者・共著者 髙橋方子, 菅谷しづ子, 鈴木康宏, 石津みゑ子, 布施淳子, 高橋和子
発行年月 2017
概要 目的:本研究はわが国の事情に即したバリューズヒストリーの開発を目的とした。バリューズヒストリーは終末期医療の意思決定の根拠となる価値観を示す価値観歴である。方法:訪問看護師に対する面接調査および米国のバリューズヒストリーから作成した項目について、デルファイ法による質問紙調査を実施した。対象は訪問看護認定看護師397人・在宅看護専門看護師21人の合計418人とした。結果:「健康上の問題と向き合う姿勢」「健康上の問題に対する医師からの説明内容」「余命についてどう思っているかとその理由」「自分の意思決定の特徴」「自分のコミュニケーションの特徴」など35項目が日本版バリューズヒストリーとして選択された。考察;日本版バリューズヒストリーは、病名や病気の見通しなどについて本人に事実を伝えるとは限らないわが国の状況や、周囲の人の状況や調和を優先するといった日本人の意思決定の特徴が反映されていると推察された。本研究は科学研費助成金(挑戦的萌芽研究、課題番号26670960)の助成を受けた。
本人担当部分:研究計画、データ収集、結果抽出、考察、論文作成
DOI 10.15065/jjsnr.20170506011
文献番号 2018110186
NAID 130006286696