タカハシ マサコ  
髙橋 方子

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 看護学科
  • 職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 看取りを経験した家族による日本版バリューズヒストリーの構成項目の評価
掲載誌名 正式名:千葉科学大学紀要
ISSNコード:18823505/24362565
掲載区分国内
出版社 千葉科学大学
巻・号・頁 (13),193-201頁
著者・共著者 髙橋方子, 菅谷しづ子, 鈴木康宏, 高橋和子, 石津みゑ子, 布施淳子
発行年月 2020/02
概要 目的:本研究は看取りを経験した家族の日本版バリューズヒストリー(以下、日本版VH)の構成項目に対する評価を明らかにすることを目的とした。方法:調査方法:無記名自記式質問紙調査とした。対象者:看取りを経験した家族36人だった。調査内容はバリューズヒストリーの構成項目としての評価だった。評価は「絶対に必須でない」を1、「絶対に必須である」を5として5段階のリッカート尺度を用いた。分析方法:各質問項目の記述統計量を求めた。日本版VHの選定基準は、『必須である』と回答した人が70%以上であることおよび必須度の平均値が4.0以上であることとした。結果:「最近の自分の健康状態」「主治医の選択理由」「人の世話になる事についての考え方」「趣味、テレビ鑑賞など自分が好きな活動」「意識の回復が望めない場合の延命処置に対する希望」など57項目中36項目が選定された。考察:選定された36項目のうちの「自分のコミュニケーションの特徴」など10項目は、米国版のバリューズヒストリーの構成項目の中には認められない項目だった。本調査から選定された項目は単なる米国版のコピーでなく、わが国の状況に即したバリューズヒストリーの構成項目として有用と考えられた。本研究は科学研費助成金(挑戦的萌芽研究、課題番号26670960)の助成を受けた。
本人担当部分:研究計画、データ収集、結果抽出、考察、論文作成
文献番号 2020320157
NAID 120006879372