タカハシ マサコ
髙橋 方子
- 所属 東京家政大学 健康科学部 看護学科
- 職種 教授
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 不織布と木綿タオルの使用における看護師が認識する清拭の効果 |
掲載誌名 | 正式名:千葉科学大学紀要 ISSNコード:18823505/24362565 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 千葉科学大学 |
巻・号・頁 | (14),28-33頁 |
著者・共著者 | 石田直江, 鈴木康宏, 菅谷しづ子, 髙橋方子, 冨樫千秋, 米倉摩弥 |
発行年月 | 2021/03 |
概要 | 【目的】不織布と木綿タオルによる清拭の効果に対する看護師の認識を明らかにすることを目的とした。【方法】A大学看護学部の実習病院に勤務する看護師685人に留置き法にて質問紙調査を行った。分析は「不織布のみ使用群」(以下、不織布のみ群)と「木綿タオルのみ使用群」(以下、木綿タオルのみ群)に分け各設問に対しχ2検定またはFisherの直接検定を行った。本研究はA大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号:R01-1)。本研究における利益相反はない。【結果】回答があった556人(回収率81.2%)のうち「不織布のみ使用していた283人」と「木綿タオルのみ使用していた107人」を分析した。清拭の効果の認識は、両群とも全身の観察・皮膚の清潔で90%以上が効果ありと回答し、次いで、爽快な気分、褥瘡予防、自動他動運動、リラックス、温熱効果、循環促進の順で高かった。温熱効果を除き、どの項目も不織布群の方が効果ありと回答した者の割合が高かった。また、皮膚の清潔、爽快な気分、褥瘡予防、リラックス、前向きな気分の5項目で統計学的有意差(p<0.05)がみられた。【結論】看護師はどちらのタオルを用いても清拭の効果を認識していた。不織布のみ群の方が全体的により高く清拭の効果を認識している傾向にあった。温熱効果のみ木綿タオルのみ群の方が効果を認識していたが、統計的有意差は認められなかった。
(本人担当部分)共同研究につき本人担当部分の抽出は不可能。 |
文献番号 | 2022085499 |
NAID | 120007007635 |