ハルタ カズオ haruta kazuo
春田 和男
- 所属 東京家政大学 人文学部 教育福祉学科
- 職種 准教授
| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 【New・査読付】国会議員の発議による1973年と1975年の図書館法改正案の提出に至る背景-4党の図書館政策の比較から- |
| 掲載誌名 | 正式名:日本生涯教育学会論集 ISSNコード:13476254 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 日本生涯教育学会 |
| 巻・号・頁 | 46,23-32頁 |
| 著者・共著者 | 春田 和男 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 2025/09 |
| 概要 | 本研究の目的は、1973年と1975年の図書館法改正案の提出に至る背景を明らかにすることである。この法改正案は、教員出身の公明党所属の参議院議員を中心に発議されたため、同党の図書館政策を他の政党の政策と比較し、考察した。図書館政策を比較した他の政党は、1975年の国会質疑で所属議員から発言のあった日本社会党と日本共産党、及び衆参両院で過半数を占める与党の自由民主党である。研究方法は文献調査である。研究の結果、4党とも生涯教育の重要性に鑑み、図書館の整備を促進するという方向で一致しているが、図書館の設置義務の法改正を主張しているのは公明党のみであることが明らかになった。義務教育教科書の無償給与に続く、保護者の負担軽減策の一つとして、公費による図書館の完備を目指したと考えられる。 |