イガラシ ユリ  igarashi yuri
五十嵐 友里

  • 所属   東京家政大学  人文学部 心理カウンセリング学科
  •     東京家政大学大学院  人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
  • 職種   講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 プライマリケアでのうつ病診療における協同的ケアの有用性の検討
掲載誌名 正式名:精神科治療学
ISSNコード:09121862
掲載区分国内
出版社 星和書店
巻・号・頁 31(8),1081-1088頁
著者・共著者 安田 貴昭, 五十嵐 友里, 堀川 直史, 河田 真理, 長尾 文子, 得丸 幸夫, 眞弓 久則, 猪熊 滋久, 早川 佳彦, 加藤 貴紀, 三谷 雅人
発行年月 2016/08
概要 地域のプライマリケア医によるうつ病診療が重視されるようになっている。協同的ケア(collaborative care)では、ケースマネージャーが患者の受療支援を行い、プライマリケア医も精神科医も大きく負担が増加することなく、地域でのうつ病診療の成績が向上するとされている。本研究では介入群44例のうち36例が受療支援を受け入れ、協同的ケアを継続することができた。また、この36例では対照群と比較して初期の通院中断が少なく、生活の困難度が有意に改善した。ただし本研究では患者への支援だけでなく、プライマリケア医への支援も行った点で、諸外国の先行研究と異なっている。これまでわが国で協同的ケアが行われた報告はみあたらないが、本研究の結果から、わが国でも協同的ケアは実施可能であり、地域のプライマリケア医によるうつ病診療において良好な結果が得られる可能性が示された。(著者抄録)
文献番号 2016374656
NAID 40020938927