イソ ナオキ  iso naoki
磯 直樹

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 リハビリテーション学科
  •     東京家政大学大学院  人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻
  • 職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 複雑動作や疑似動作の動作観察が皮質運動関連領域に及ぼす影響
掲載誌名 正式名:日本作業療法研究学会雑誌
ISSNコード:18820948
掲載区分国内
出版社 日本作業療法研究学会
巻・号・頁 13(1),17-22頁
著者・共著者 佐賀里昭, 田平隆行, 長谷川隆史, 磯直樹, 田中浩二, 船瀬広三
発行年月 2010/08
概要 本研究では近赤外分光法(near-infrared spectroscopy;以下、NIRS)を用い、22chのファイバフォルダの中央下部を国際10-20法のF7に設置した。複雑動作条件はボールを把握する(grip)、三玉ジャグリング(jug)の2種とし、疑似動作条件はボールを使用する(real)とボールを使用しない(fake)とした。測定は安静時を1分間、各条件の課題提示を1分間とし、3試行行った際の酸素化ヘモグロビン濃度変化量(以下、Δ[Oxy-Hb])の加算平均波形を算出し、得られた課題中のΔ[Oxy-Hb]の平均値を4条件間で比較した。その結果Ch-1Ch-5Ch-10部位のΔ[Oxy-Hb]は、grip-real条件がjug-real条件と比較し有意に高値を示した。また、Ch-5のΔ[Oxy-Hb]は、grip-realがgrip-fakeに比し有意に高値を示した。Ch-1Ch-5Ch-10部位はMirror Neuron system(以下、MNシステム)に関与している一次運動野からBrodmann44野周辺であり、この結果は、単純な習熟性の高い動作及び実動作の観察がMNシステムとの関連が深い可能性があることを示した。(著者抄録)
文献番号 2011038001