シゲムラ ヤスタカ shigemura yasutaka
重村 泰毅
- 所属 東京家政大学短期大学部 短期大学部 栄養科
- 東京家政大学 家政学部 栄養学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
- 職種 准教授
| 言語種別 | 日本語 |
| 種別 | 部分執筆 |
| 表題 | ヒト血液への食品由来ペプチドの吸収 |
| 書名 | 食品機能性成分の吸収・代謝・作用機序Ⅱ |
| 担当範囲 | 第8章 |
| ISBNコード | 978-4-7813-1873-8 |
| 編者名 | 宮澤陽夫(東北大学) |
| 版・巻・頁 | 第8章頁 |
| 出版社 | シーエムシー出版 |
| 出版地 (都市, 国名) | 東京 |
| 著者・共著者 | 重村 泰毅 |
| 発行年月 | 2025/10 |
| 概要 | 刊行にあたって
本書は、2013年に発刊された「食品機能性成分の吸収・代謝機構」と2018年に発刊の「食品機能性成分の吸収・代謝・作用機序」のさらなる発展版であり、その後のこの領域の研究進展が著しいことによる。近年の精密分析機器による解析精度の向上は、これまで不十分であった分析を可能にし、新知見が見出されてきている。ただ、分析機器の保守管理には多大な研究資金を要することが多く、分析化学を進める上での大きな課題でもある。そのためか、最近では分析化学の研究室がいくつかの大学から消えつつある。一方、食品成分の分析に簡便で安価な臨床検査用キットを使用した報告がなされつつあるが、食品サンプルと臨床試料とではサンプルマトリックスが大きく異なるため正確な分析はできないことに留意すべきである。摂取したある食品成分が肝臓で代謝を受け糞中排泄されるため循環血流に乗らないのに、その成分が抹消組織にまで運ばれて機能性を発揮するがごとくのマスコミ報道を目にすると、食品成分の基本的な吸収・代謝の理解の重要性を感じる。長寿のための健康寿命の伸延には、日々摂取する食品の働きが根本的に重要であり、不健康になって摂る医薬品とは異なる。そのためにも食品成分の吸収・代謝・作用機序を十分に理解する必要があり、産業界における新食品の加工開発にあっては基本的にこの視点が要求される。 本書を取りまとめるにあたり、大変ご多忙の中を熱心にご執筆いただいた先生方には心から御礼を申し上げる。本書を一読することにより、食品成分の吸収、代謝、作用機序の最先端が理解でき、機能性食品に関心のある研究者、栄養士、医師の方々のお役に立ち得ると信ずる。 宮澤陽夫 (本書「はじめに」より抜粋) 著者一覧 宮澤陽夫 東北大学名誉教授 森川敏生 近畿大学 森藤雅史 ㈱明治 柴田重信 愛国学園短期大学;早稲田大学名誉教授 塩見卓也 ㈱ファンケル 小幡史明 (国研)理化学研究所 山下怜矢 金沢大学 長瀬乃愛 金沢大学 加藤将夫 金沢大学 水重貴文 宇都宮大学 大日向耕作 京都大学 重村泰毅 東京家政大学 河野光登 九州女子大学 若林裕之 横浜進化学ラボ 山田貴子 松谷化学工業㈱ 田辺賢一 中村学園大学 金髙有里 札幌保健医療大学 中村禎子 十文字学園女子大学 宮﨑義之 九州大学 長岡 功 順天堂大学 戸田雅子 東北大学 永尾晃治 佐賀大学 菅原達也 京都大学 小西達也 マルハニチロ㈱ 佐藤優紀 マルハニチロ㈱ 玉井忠和 コンサルタント事務所 園 良治 辻製油㈱ 山下慎司 帯広畜産大学 清水稔仁 オリザ油化㈱ 宮澤大樹 東北大学 清瀬千佳子 神奈川工科大学 白川 仁 東北大学 大崎雄介 東北大学 川畑球一 甲南女子大学 室田佳恵子 島根大学 上原万里子 東京農業大学 立花宏文 九州大学 前多隼人 弘前大学 杉浦 実 同志社女子大学 柴田貴広 名古屋大学 内田浩二 東京大学 小畠英史 雪印メグミルク㈱ 清野慧至 キユーピー㈱ 眞岸範浩 ヒガシマル醤油㈱ |