フクイ イタル fukui itaru
福井 至
- 所属 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Verification of the Effectiveness of Exposure Therapy for Spider Phobia Using Near-Infrared Spectroscopy. |
会議名 | World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies 2007 (Poster Abstracts Saturday, p.8) |
学会区分 | 国際学会及び海外の学会 |
発表者・共同発表者 | 長谷川誠, 福井至, 梅景正, Douglas Eames, 宇佐美英里, 吉田栄治, 貝谷久宣 |
発表年月日 | 2007/07/14 |
開催地 (都市, 国名) |
バルセロナ |
概要 | クモ恐怖症者2名に対し、集中的エクスポージャー法を3日間にわたり実施し、その際に、脳血液量変化が測定できる近赤外線分光法(Near-infrared spectroscopy:以下 NIRSと略記する)を用いて、治療前後の脳機能変化およびVRエクスポージャー時の脳機能の変化を明らかにすることを目的とした。その結果、両名ともに治療前はビンに入っているクモを2m以上近づけられなかったが、治療後には、ビンに入っているクモを持つことができ治癒された。NIRS所見としては、治療前には前頭葉の脳血流量が増加していたが、治療後には増加量が低減した。また、Virtual Realityを用いたVRエクスポージャー法時に、前頭葉の増加が見られたが、その増加は18分経過後から低減し始めた。このことは、エクスポージャーの効果が発揮されるまでに20分程度必要であるというこれまでの知見と一致している。 |