フクイ イタル  fukui itaru
福井 至

  • 所属   東京家政大学  人文学部 心理カウンセリング学科
  •     東京家政大学大学院  人間生活学総合研究科 人間生活学専攻
  •     東京家政大学大学院  人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル A randomized controlled treial (RCT) of computerized cognitive-behavior therapy(CCBT) for panic disorder with agoraphobia.
会議名 World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies 2010(Dissertation Abstract of 6th World Congress of Behavioral and Cognitive Theapies,p.81)
学会区分 国際学会及び海外の学会
発表者・共同発表者福井至, 小松智賀, Douglas Eames, 正木美奈, 野口恭子, 梅景正, 吉田栄治, 貝谷久宣
発表年月日 2010/06/03
開催地
(都市, 国名)
ボストン
概要 広場恐怖を伴うパニック障害用のインターネットを介した認知行動療法プログラム(ICBT)を開発し、その効果をRCTデザインで検証した。実験参加者は赤坂クリニックに受診している広場恐怖を伴うパニック障害の患者であり、ICBT群(男性15名、女性37名)、CCBTと同様の内容の認知行動療法をカウンセラーが実施するカウンセラー群(男性10名、女性28名)、および薬物療法のみの統制群(男性9名、女性28名)にランダムに振り分けられた。PDSS-J,HAM-A,DASS,PACを治療前後に実施し、効果を検証した。Intention-to-Treat分析による分散分析の結果、すべて交互作用が有意であり、薬物療法単独よりも、カウンセラー群とICBT群の方がポストテスト時点で、各尺度の得点は低くなっていた。つまり、心理療法家による認知行動療法群とICBT群でほぼ差がなく、どちらも統制群よりも治療効果が高いことが明らかとなった。