アダチ ユウコ  adachi yuko
安達 祐子

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 看護学科
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 「癒し」のプロセスを促進する看護技術の開発研究(その1)ハンドマッサージの効果ー生理機能の評価
会議名 第28回看護科学学会学術集会
発表者・共同発表者安達祐子, 川原由佳里, 守田美奈子, 本江朝美
発表年月日 2008/12
開催地
(都市, 国名)
福岡
概要 臨床で適用することが可能な癒しの看護技術の開発をめざし、7分間(片手)で簡単にできるハンドマッサージの技術について検討した。健常者18名をハンドマッサージを実施する「実験群」9名と、施術者がそばに座っているだけ「対照群」9名に分け、①座位安静5分、②計算負荷3分、③介入(右手のマッサージあるいは施術者が側に座る)7分、④座位安静5分、⑤座位安静10分と開始から終了まで継続的に心電図、皮膚血流量(左手)、呼吸数を測定した。心拍変動分析により副交感神経指標(HF)、交感神経指標(LF/HF)を求めた。また、開始前後で唾液アミラーゼ活性を測定した。その結果、心拍数は、二元配置分散分析により交互作用が認められ、事後分析では介入、介入後安静5分、介入後安静10分で実験群の方が有意に低かった。皮膚血流量は、二元配置分散分析により交互作用が認められなかったが、群間比較にて有意差が認められた。事後分析で、介入前半と介入後半で有意差が認められ、マッサージにより反対側の手の血流量が増加する傾向が示唆された。HF,LF/HF,呼吸数、唾液アミラーゼは、実数、変化率ともに交互作用が認められず、群間のさも認められなかった。皮膚温は実験群で上昇傾向があったが有意差はみとめられなかった。