イガラシ ユリ igarashi yuri
五十嵐 友里
- 所属 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科
- 東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
- 職種 准教授
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 認知的反すうが児童の適応状態に与える影響(3) : 主観的学校不適応感を指標として |
会議名 | 日本行動医学会第14回大会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 五十嵐友里,山本哲也,藤本志乃,嶋田洋徳 |
発表年月日 | 2008/03 |
開催地 (都市, 国名) |
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学会抄録 | 74 |
概要 | 子どもの反すう傾向が主観的学校不適応感に与える影響を検討した。その結果,否定的反すうは友人関係と学業場面における学校不適応感に影響を与えていた。次に,抑うつ傾向と不安症傾向を統制した階層的重回帰分析を行ったところ,否定的反すうから友人,学業場面に与える影響は認められなくなり,分析的反すうが学業場面における不適応感のみに負の影響を与えていることが示された。したがって,友人関係に不適応感を持つ子どもに対しては,反すう傾向を下げる介入を実施しても,プロセス変数として抑うつ・不安傾向を評価すべきであることが示唆された。また,学業場面において不適応感を感じる子どもには,分析的に考える反すうの操作が,不適応感の低減に有効な可能性が示された。
担当:研究計画の立案,データの収集,解析,成果の発表にあたって中心的な役割を果たした。 |