タカハシ マサコ  
髙橋 方子

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 看護学科
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 介護老人保健施設入所者の意思決定能力が低下した場合に対する入所以前に必要な備え
会議名 第39回日本看護科学学会学術集会講演集
学会区分 全国規模の学会
発表者・共同発表者髙橋方子, 菅谷しづ子, 鈴木康宏
発表年月日 2019/11
開催地
(都市, 国名)
金沢
学会抄録 日本看護科学学会学術集会講演集 39回,[PB-13-05] 2019
概要 (査読付)
【目的】本研究は老人保健施設の看護管理者の認識から入所者の意思決定能力が低下した場合に対する入所以前の備えについて明らかにすることを目的とした。
【方法】調査方法は郵送法による自記式質問紙調査とした。対象者はWAMネットから看取りの表示がされている施設2400件から、47都道府県ごとに3割の老健施設を無作為に抽出した725施設の看護管理者を対象者とした。意思決定能力が低下した場合に老人保健施設に入所する以前に準備しておくことに関する自由記述を『入所以前に備える内容』と『入所以前に備えること』に分類し、さらに意味内容の類似性からカテゴリ化をし、その件数をカウントした。本研究は研究者が所属する機関の承認を得て実施した。【結果】回収率は16.7%(121人)であった。『入所以前に備える内容』として<延命治療の希望>10件、<食事が摂取できなくなった場合の経管栄養の希望>9件など15項目があがった。また『入所以前に備えること』は<家族や援助者との自分の意思に関する情報共有と記録>8件など7項目があがった。【考察】この結果は意思決定が困難な医療現場の現状があると推察された。本発表はJSPS科研費(18K10362)の助成を受けたものの一部である。
(本人担当部分:研究計画、実施、発表)
医中誌Web
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