アダチ ユウコ  adachi yuko
安達 祐子

  • 所属   東京家政大学  健康科学部 看護学科
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 「癒し」の看護技術の実践状況と今後の課題
会議名 第10回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)第6回日本統合医療学会(JAMS)
発表者・共同発表者安達祐子, 川原由佳里, 守田美奈子 他7名
発表年月日 2006/09
開催地
(都市, 国名)
名古屋
概要 臨床における「癒し」の看護技術の実践状況と今後の課題を明らかにするため、看護職者28名に、相手に癒しをもたらした看護技術の体験について、7人づつ4グループ60分間のフォーカス・グループ・インタビューを行った。結果、①臨床実践の対象者の状況は、患者の心身の苦痛が著しい、同僚の看護師のストレスが強い、患者・家族の不安がつよいであった。②目的は、痛みや浮腫の苦痛軽減、筋肉の緊張緩和、疲労緩和、不眠の解消、不安やストレスの軽減、パニック状態の緩和であった。③方法は、さする、手をあてる、抱きしめる、揉む、アロママッサージ、足浴、温罨法、洗髪、清拭であった。④実践のプロセスは、その時・その場におけつ患者の身体・心理・社会的状況→日常生活で自己が癒された体験が核になって「相手を癒したい」という感情が生まれる→「楽になって欲しい」という自ら沸き起こる感情に導かれ相手の身体に触れ実施→相手の表情や言葉、手を通して伝わる温かさや感触などの反応を捉えつつ方法を変化させ実施⑤実践の意味「相手を癒す・安楽にする」「人間関係を良好にする」「看護をしている実感を得て自分自身が癒される